国指定史跡

2013年03月28日

高ヶ坂熊野神社近くにある遺跡(史跡)をご紹介です。

入り口は、成瀬街道に面しています。

奥まで進むと、小屋の中に保存されている遺跡があります。

2013032366高ヶ坂石器時代遺跡

高ヶ坂石器時代遺跡

指定文部省史跡 大正十五年二月二十四日

高ヶ坂石器時代遺跡は、大正十三年十月当時の旧南村小学校長山本亀三氏の発見報告により翌十四年五月旧東京府史跡調査委員稲村坦元氏の仮調査を経て同年十月内務省史跡調査委員柴田常恵氏によって調査された左記三遺跡跡の総称である。

 牢場遺跡(字坂下一四一八〜一四二九番地)住居跡保存
 稲荷山遺跡(字坂下一四一六番地)調査後埋戻
 八幡平遺跡(字八幡平一六四七番地イ号)調査後埋戻石標を建立

これ等の遺跡は、ここに復原された配石遺構(縄文時代敷石住居址)とともに学術上貴重な遺跡として今日に伝えられている。

 昭和四十一年十月三十日
  遺構復原・上屋再建記念
  町田市教育委員会
  町田市文化財保護委員会
  入園時間 午前八時三〇分〜午後五時


2013032368高ヶ坂石器時代遺跡

2013032369高ヶ坂石器時代遺跡

2013032371高ヶ坂石器時代遺跡

国指定史跡(大正十五年二月二十四日指定)

高ヶ坂石器時代遺跡

 ここに保存してある遺構は、縄文時代中期の終末ごろ(約四千年前)の竪穴式敷石住居跡です。長軸五メートル、短軸三.九メートルで、川原石を敷きつめ、周囲に石を立てて円形に縁どりしてあるのが特徴的です。
 発掘当時、その特異性から祭祀的な遺構とする意見もありましたが、縄文中期の終末にはこのような敷石をもつものが目立つことから、今日では一般の住居跡と考えられています。
 西方に位置する稲荷山遺跡、北にある八幡平遺跡にも同じような敷石住居などがあり、このあたりに集落が営まれていたことがわかります。

町田市教育委員会


2013032374高ヶ坂石器時代遺跡

2013032375高ヶ坂石器時代遺跡


町田市文化財散策(南部)/町田市ホームページ
http://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/bunkazai/sansaku3.html


高ヶ坂石器時代遺跡(牢場遺跡)
東京都町田市高ヶ坂1416-1


町田zukinico_chan_2004 at 08:00│コメント(2)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック